臨床試験情報
腫瘍性骨軟化症の原因遺伝子の検索について
当研究室では骨軟化症のひとつである腫瘍性軟化症の原因腫瘍の遺伝子の解析や、腫瘍細胞中および血液中のタンパク質解析を行っております。これは、腫瘍性骨軟化症の原因についてより詳しく知ることを目的としたものです。
対象となる方過去に当院にて手術や血液検査を受け、当院の腎臓・内分泌内科、整形外科・脊椎外科、病理部、人体病理学・病理診断学分野のいずれかに組織検体・血液検体が保存されている患者さんを対象とします。 研究の目的・意義腫瘍性骨軟化症の原因腫瘍の遺伝子解析や、腫瘍細胞中および血液中のタンパク質解析により、腫瘍性骨軟化症の原因についてより詳しく知ることを目的としたものです。 研究の方法遺伝子の解析は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に則り、ヒトゲノム・遺伝子解析倫理委員会の承認のうえ実施されます。すでに同意をいただいて回収している組織検体や血液検体を使って、腫瘍性骨軟化症の原因腫瘍の遺伝子を解析し、関連する蛋白の免疫組織染色を行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。また現在の診療内容にも影響を与えません。 タンパク質解析では、患者さんの血液中のタンパク質(自己抗体、ホルモンなど)や、腫瘍中のタンパク質に病態に関わる分子が含まれている可能性があるため、患者さんや比較対象となる他疾患の患者さんの血液検体や腫瘍検体をカルシウム、リン代謝やその他の内分泌疾患、代謝疾患、整形外科疾患などの病態を検討するために基礎研究に利用します。 この研究のためにご自分のデータや組織検体や血液検体を使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の研究事務局まで令和2年10月31日までに御連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。 研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示します。下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。 令和元年10月 研究機関名東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科403研究室 問い合わせ、苦情等の連絡先東京大学医学部附属病院 住所:東京都文京区本郷7-3-1 |